2011年10月09日

いよいよ今月


今年の初めに亡くなった竹ジィ

とても頑固でした。
北海道を出て30年、たどり着いたのが高松でした。

竹ジィが話す言葉でしかその人生は語られなかったけれども
五十歳の時、商売が駄目になって北海道の自宅を後にしたしたって聞きました。
東京に出て働き車を手に入れ、その車で南へ南へと走ったそうです。
九州にたどり着き、何年間かは九州で過ごしていました。
期限切れの免許証の住所は九州です。

四国に渡ってきたのがいつなのかはわかりません。
三木町のはずれのホームセンター駐車場で倒れていました。

県の福祉課の方が病院の手配、退院後のアパートの手配などに関わり
私達と知り合いになったのです。

退院後の竹ジィは、アパートでの独り暮らしが始まりました。
白い色がすすこけたようなワゴン車には、生活用品がぎっしりです。
この車で九州から四国を走り回っていたのです。

竹ジィの一生が四国遍路の途中で独り寂しく終るのではなくて
心許せる人に囲まれて旅立ったのも、竹ジィの頑固の中の優しい心を
持った人柄だったのかもしれません。

竹ジィのお骨は生まれ故郷の北海道に戻ることが出来ます。
いよいよです。
この月末には、北海道釧路から竹ジィの妹さん夫婦が引き取りに来られます。

無縁仏になるはずだったのに、竹ジィのお骨はジィのご先祖の墓に入ることが出来るそうです。

口癖のように言っていたねぇ 肉体は滅びても魂はのこっとるのです。
いつも両手を胸で合わせては、ありがとうございます。って・・・

もうすぐですよ。
竹ジィの作った木製のおもちゃも持って帰ってもらいますね。
竹ジィと一緒に旅してきたボストンバッグと様々な本達も一緒にね。

よかったね・


この記事へのコメント
人柄が伺えます
よかったね
(ρ_;)
Posted by ひょこ at 2011年10月10日 08:32
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