絆ネットワーク　ほっとライン高松

アパートに母親と娘二人 五歳 二歳の女の子保育園も二週間やすんでました 。
部屋を訪ねると音もなく、ゴミ袋はドアの外にならんである。

ドアをあけると異臭と蒸し暑い空気 ・・
声をかけても起きなくて、子供達はおなかすいたぁぁ～水のみたい・・
保育園いくの?行きたいの?いきたい・・

あのねぇ保育園のかばんもっていくぅぅ・・
着替えを探してもすべて汚れた服と下着だけ・・
綺麗だと思えるバンツを探して服を着せた。
子供達は嬉しそうに手をつないだ。
連れて帰ってご飯炊いて飲み物与えて、行政に電話連絡をいれました。
保育園には通っているって言ってました。・・・いやいやこの二週間は行ってないって言いました。
沢山の母子家庭をみているであろう、でもとても気にかかる親子のことは何回も情報を入れていた。
訪問しても留守でした。
居留守も使うよ。
私が訪ねた時の情況は、異常でした。
母親は布団にくるまり寝ていて子供達は裸でした。
部屋は暑くて、服を着ているのも嫌だったんでしょう・・
二歳の子供はおしっこにトイレに行って座ることが出来ない状態でしたので
そのまま垂れ流しです。
パンツがぬれて履き替える、でもとうとうはくパンツもなくなる。

一週間施設に行くことができました。
しかし、一週間と母親と約束していたために行政は母親の元に返しました。

そんな出来事から１ヶ月 こっそり荷物をだしているところに遭遇しました。
家賃も滞納三ヶ月、携帯電話も着信拒否、 子供達は昼間は保育園夕方からは夜の託児所をいったりきたりの日々だそうです。

母親にだまって退去してはダメだと言うことを伝えても耳を貸さない。
子供は私の子だから、あんたには関係ない、どこに行こうがほっといてくれ!

その子供達は成長も同世代のこども達とは違っている。
赤ちゃんの時からの予防接種も出来ていない。
行政に引き取られる時の書類に、こどもの歳を記入するにも何歳かがすぐに出なかった。
自分の生年月日は言えても自分が今何歳かが分からなかった。
虫歯だらけ、足も骨の異常でO脚でひどい内股で歩く。
お箸ももてない、食べれる時に食べれるだけ食べることにしている。
屈託のない笑い顔だけが救いの子供達だった。

なにも出来ないことが多すぎだ。
行政に出来ること、ただの近所のおばちゃんに出来ること、結局　行政は決まりの中でしか動けず
近所のおばちゃんはお節介としか取られない。

子供達は今夜も夜の託児所で預けられ、明け方に迎えに来る母親を待っている。

滞納している家賃は明日払うわ!
今夜三万入るし、明日も入るから、すぐに払えるわ。
月曜日には振込みするって言ってるじゃないの!
毎晩３万入る仕事って一体なんだ!



子供達はこのままで成長していくのだろうか？
今年始めに子供達の面倒みれない
助けてほしいと泣きながら電話をしてきた母親だけど 夜の危ない仕事を始めてから 子供達をかえりみなくなった
行き先も言わず荷物を積みこみ出ていく彼女を制せることも出来ないのが歯がゆい

どこに消えていくんだろう 小さな娘たちは大丈夫なんだろうか？
なにも出来ない私に苛苛する。