絆ネットワーク　ほっとライン高松

  

島根県あさひ社会復帰促進センターの前に到着

高松を出たのが五時前でした。
朝日が登る中を走り 出所の迎えに来ました
今日から新しい生きる道のお手伝いが出来るようにと願いながら待機しています
  

息子さんのアルバイト先に売れ残りのうどんを届けてくれました

コミュニティのみんなに一食分助かります。
  

ゆうさんの死

アル中でした。若い頃から飲んべえでした。家族もそのせいでバラバラになりました。

彼女の長い人生の終わりです。
遺品の中には 有名人とのツーショットの写真や別れた息子さんの小学生の姿 彼女の煌めいていた頃の美人の写真

アル中だった彼女に助けられた人達は月曜の朝一に荼毘に伏す時…を見送りに行く

涙するより 想い出話で見送るのでしょう
ゆうさん 長い長い放浪人生の最期

お骨はしっかりと身内に届けますからね

ゆうさんの人生はどんな人生だったかなぁ おもいっきり生きておもいっきり自分の活きたい人生送りましたか？

大好きなゆうさんのお母さんにあの世という世界で親孝行してくださいね
  

ほっとライン高松メンバー 集まりました

お天気がよいから お昼ご飯を公園で花見しよう

と いうわけで 事務所にいた人だけで15名
増えたなぁ〜

仕事についた人も 仕事帰りには立ち寄る事務所には いつでも飲める珈琲とご近所さんが届けてくれるうどん玉
これが一食助かるんだわぁ
  

暖かく 今日は花見日和 というわけで お昼ご飯を特製幕の内に作り替えてもらいました

ほっとライン高松の事務所の庭にも の木が小さく一本 花を咲かせてま〜す
でも
今日はバタバタと花見をきめ15人分
チャリでいざ目的の桜の木の下で集合となりお茶とお弁当で盛り上がりました

  

出所前に面会に行く事がかないました

弁護士からの依頼で この人をたのみたいんだけど
何通もの文通をし 今年早めに出所出来そうだとの手紙がきました

今日に決めていたんですが なんと強風です 三時間弱で高松〜島根に着きました

綺麗な刑務所です
今までの面会に行った刑務所とはまったくちがいました

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ30時間いっぱい話しをしました。
アルコール依存症での失敗です。
これから、依存症という病気と闘います。一般社会に出てからがスタートです。


高松に向かい、車を走らせますがーーーー瀬戸大橋は強風のため
通行止め、なんとか開通出来て自宅に着いたのが今日が終わる少し前。

長い一日でした。  

大正4年昨日が誕生日のおじいちゃん
誕生日の一日前に亡くなって 今日は彼と関わりのあった人達が集まりました

身内は当時からいなくてホームレス状態でした。
笑顔が可愛く 手相をみるのが得意でした。
身内がないけどホームでの方々 最期まで面倒をみます と引き受けをした 当時のメンバーの一人には頭が下がります

メンバー一人一人がそれぞれにできる事をしてきている… ただそれが出来る事に感謝です
  

薬物依存者処遇プログラム研修 第10回支援セミナーに沖縄に来ました

気がつけば京都龍谷大学をスタートに セミナー開催地を渡り歩き北は北海道札幌 そして今回の沖縄と……
ダルクメンバーとの交流やら研究者との関わりにおいて 知らなかった事を深く知るという 繋がりが大事なんだと改めて感じる今日があります

エイサーを踊る沖縄ダルクの面々 薬物依存からの立ち上がりをしっかりと述べる彼らの姿勢がとても素敵です。 三日間に学び活かせるよう 頑張ります
  

ほっとライン高松のコミュニティとして集まる場所は 毎日たくさんの人が集まる
今朝はキムチを作ってきてくれました
パックに小分け約３０になりました

コミュニティは今日もにぎやかです
  

北警察に保護されている犬が明日には保健所にいくとの事をスマイルドッグから連絡がはいりました
誰が飼ってくれないと殺されるんです

偶然にも知人から孫が犬が欲しいと言うてるから どこかにいないかなぁ と電話がきました

じゃあその子飼うわ
顔みてないけど大丈夫ですか？
大丈夫 明日は引き取りにいきますね

絆ネットワークは犬も人間も関係ないよ！
困ってるなら助けましょ☆
  

昨年末に車中生活の時に倒れて 救急搬送後 手術も無事に終わり 食事も普通に取れるようになりました
少しの衣類が彼の荷物です。
明日から仕事探しにまわるには 自転車が必要だという彼
防犯登録の費用を入れて四千百円
鍵も確認して いざ 新居のアパートにと走ります

明日は歯医者探して歯を造り明後日は面接準備に入る予定です


  

昨年に引き続き 地域生活定着支援センター現任者スキルアップの全国の集まりに参加です。

今学ぶべく自分自身の向上の為 民間ボランティアがどこまで出来るかわからないままの絆ネットワークほっとライン高松を立ち上げてきましたが まだまだ知らないことも沢山です
二日間学んで高松にもどります！
  

一年の〆

なんと就職率90％になったわぁ

若者ががんばって仕事始めてます

みんな支えながらがんばってる 新年に向かって進みますよ！


  

アパートに母親と娘二人 五歳 二歳の女の子保育園も二週間やすんでました 。
部屋を訪ねると音もなく、ゴミ袋はドアの外にならんである。

ドアをあけると異臭と蒸し暑い空気 ・・
声をかけても起きなくて、子供達はおなかすいたぁぁ～水のみたい・・
保育園いくの?行きたいの?いきたい・・

あのねぇ保育園のかばんもっていくぅぅ・・
着替えを探してもすべて汚れた服と下着だけ・・
綺麗だと思えるバンツを探して服を着せた。
子供達は嬉しそうに手をつないだ。
連れて帰ってご飯炊いて飲み物与えて、行政に電話連絡をいれました。
保育園には通っているって言ってました。・・・いやいやこの二週間は行ってないって言いました。
沢山の母子家庭をみているであろう、でもとても気にかかる親子のことは何回も情報を入れていた。
訪問しても留守でした。
居留守も使うよ。
私が訪ねた時の情況は、異常でした。
母親は布団にくるまり寝ていて子供達は裸でした。
部屋は暑くて、服を着ているのも嫌だったんでしょう・・
二歳の子供はおしっこにトイレに行って座ることが出来ない状態でしたので
そのまま垂れ流しです。
パンツがぬれて履き替える、でもとうとうはくパンツもなくなる。

一週間施設に行くことができました。
しかし、一週間と母親と約束していたために行政は母親の元に返しました。

そんな出来事から１ヶ月 こっそり荷物をだしているところに遭遇しました。
家賃も滞納三ヶ月、携帯電話も着信拒否、 子供達は昼間は保育園夕方からは夜の託児所をいったりきたりの日々だそうです。

母親にだまって退去してはダメだと言うことを伝えても耳を貸さない。
子供は私の子だから、あんたには関係ない、どこに行こうがほっといてくれ!

その子供達は成長も同世代のこども達とは違っている。
赤ちゃんの時からの予防接種も出来ていない。
行政に引き取られる時の書類に、こどもの歳を記入するにも何歳かがすぐに出なかった。
自分の生年月日は言えても自分が今何歳かが分からなかった。
虫歯だらけ、足も骨の異常でO脚でひどい内股で歩く。
お箸ももてない、食べれる時に食べれるだけ食べることにしている。
屈託のない笑い顔だけが救いの子供達だった。

なにも出来ないことが多すぎだ。
行政に出来ること、ただの近所のおばちゃんに出来ること、結局　行政は決まりの中でしか動けず
近所のおばちゃんはお節介としか取られない。

子供達は今夜も夜の託児所で預けられ、明け方に迎えに来る母親を待っている。

滞納している家賃は明日払うわ!
今夜三万入るし、明日も入るから、すぐに払えるわ。
月曜日には振込みするって言ってるじゃないの!
毎晩３万入る仕事って一体なんだ!



子供達はこのままで成長していくのだろうか？
今年始めに子供達の面倒みれない
助けてほしいと泣きながら電話をしてきた母親だけど 夜の危ない仕事を始めてから 子供達をかえりみなくなった
行き先も言わず荷物を積みこみ出ていく彼女を制せることも出来ないのが歯がゆい

どこに消えていくんだろう 小さな娘たちは大丈夫なんだろうか？
なにも出来ない私に苛苛する。
  

アパートに入って二年近くアルコールが抜けたことがない彼は 毎夜毎朝毎日部屋から怒鳴り声を出す
近隣からの苦情も毎日
警察が何回も来てくれたがどうにもならない今日も …又 同じかもしれないと 少しは諦めていたが みんなでがんばって部屋から出すことに成功
次は病院…なかなか難しい … なんとか病院にまで連れてこれたが市役所福祉事務所、保健所、全、てにおいては決まりの中では動く事ができても、 このアルコール依存の彼にとって何が必要かも分かっているのだけれども… 言われてしまった。。。赤の他人のあなた達が病院に入院させることもなにも出来ません。と・・・本人が望まなければ出来ないということも、理解もしているのにぃぃぃでも　このままでは近隣に迷惑もかけ続けるし、ナイフを突きつけられた人もいるのに、もし何かあったらどうするのかしら?
本人はアルコールで結構やられています。。。
部屋には誰もいないのに会話をしている。誰かに見えない誰かに話しかけている、棒を振り回す。ドアを叩き出す。
パトカーに乗せて警察に行くとおとなしくなった。
警察から病院にも搬送できなくなった。
このまま返しますが、引取りに来てもらえますか?
引き取ってアパートには戻れません。
どうにかしてよ。。。
どうにも出来ません。
本人が病院にいく気にならないといけませんって・・・知ってるわ・・わかってるわ・・

よっしゃー それなら私達なら、誰にも縛られてないし、どこの型にはめられる事もないわけだし、
アルコールに浸っている彼の為にどうすればいいかって考えることは一つ・・・
専門機関にお世話になることだよねぇぇ・・・
このまま放置など出来ません。
北署に引き取りに行き、身元引き受けで連れて出ることに・・・・病院で診てもらおうね、って
会話をしながら、行く気にさせて搬送です。

彼の為にどうするか・・どうすれば彼の為になるってことが分かっているのに出来ないことなんてない!

半日かかりましたが 入院させることに成功しました。
北署管轄のお巡りさんありがとうございました。そして北署のう〜ちゃんさん 型にはまらない警察官のう〜ちゃんさん 入院にまでこぎついたのも貴方の愛情と熱い想いの賜物ですねぇぇ～・・

それにしてもほっとライン高松に新たなメンバー登場という事にも拍手喝采で〜す
新たなメンバー・・・・結構どすの利いた声で説得力があります。
まあ　大砲みたいな・・彼の立ち振る舞いでアルコールどっぷりのおっちゃんが大人しくなったんですものねぇぇ♪

入院できたおっちゃんは、入院できることになって安心した様子です。
一人がさびしかってなぁぁ～酒を飲むしかなかった。。おかあちゃんが死んでからずっとこうじゃ・・と
今まで怒鳴ることしかしなかった人が、ぽつりと言った。

　今日の一日はとても長かった・  

12こいりの大栗饅頭を戴いた
みんなで分けようねぇ とテーブルに置いた
少し用事を そう１〜２分して戻ると 箱すらない

え？ どうしましょ
ない ない ない

みんなで分けたよぉ〜
テーブルのある部屋には四人しかいなかったけどあと三人はいたよ 私もいるよ

一年前に派遣切りでホームレスになった青年個人で美装やしていたオバサン などなど みんな昔は困っていたじゃないの
なんでかなあ？

目の前にあるもの全て今いる人で分けるんじゃないでしょうに12こあったらひとつづつ分けたら 明日また集まるみんなにも分けてあげれるのよ

と 哀しくなりました まあ
派遣切りにあった青年はこの前までは分けようね と言っても分ける事しなかったなぁ〜
今回はふたつだけ貰いました って じゃあ あとのはおばはん達かいなぁ〜〜
久しぶりにショックを受けた

分けようよ 分けてよ
  

アパート家主からの電話
201いなくなったんですか？
いやいや いるとおもうけど…
不安が走ります
４ヶ月家賃滞納してるからどうかしたのかと思ってって もう少し早めに報せてよ

201
生活保護が切れていると担当者ケースワーカーさんに聞いた
仕事の面接もすっぽかし無視していたらしい
アパート開けても返事なし部屋の戸を開けたら毛布かぶって横になってた
もしかすると息してない？
ドキドキしながらゆっくりみると呼吸はしていた
ほっとしたけど起き上がらない
いかん 救急車か！

いやいや 微かに返事があった

１ヶ月水だけ って えぇかげんにしてほしいんだけどね

さてと どうしましょ
これからアパート家賃の支払い生活の立て直し なかなか手強いわ
…
  

みっつの報告
母を捜して北海道から出てきたＳィ君は資格を取り介護施設に就職が決まり 送迎用に車の免許を取りに行きました 全て一発合格で今日運転免許証を見せにきました！ 何度かの挫折がありましたがよかった！よかった！
ついこの間 京都に迎えに行ったＫァヮ君 病院の清掃会社に入り毎日五時おきがんばってます 市役所福祉事務所にも報告に行きました との電話がありました

先週 荷物売り払い身一つできたＭァ君 明日から仕事決まり市役所福祉事務所に報告に行きました
みっつの嬉しい報告でした。
  

９月始めに高松市に流れ着いた青年 羽田くん （偽名）は生活保護申請をしたけけれども いくら捜しても戸籍も住民登録もなく 流れてきた経由を詳しく調べてみようと言った矢先に消えた・・・
置手紙一枚おいて・・・
探していた結果、高知市役所で生活保護申請を受けたとの風の頼り・・
一年半前には関東で旅費生活繋ぎ金を借りて北海道へと消えた青年と似ているとの情報も・・・
生活保護費支給日の今日、本人に会い何故偽名で日本中を回っているのか?
うそで塗り固めた人生を何故続けているのか?
今までの行動過程を聞いてみたい、今後本名で地に足つけて生活をしていってほしいと伝えたい
高知の支援グループも私達ほっとライン高松の仲間も同じ意見でした。
・・・・・
彼がいなくなった跡の部屋に残された診察券、今高知で名乗っている名前は本当に本物?
と、何度も聞いた。本当です。の答え。
高知できちんと生きていきます。の声もまだ不安の言葉ではあるけれども、もう一度信じてみようか・・

関わってきた沢山の人達に助けられたこともみんな嘘で塗り固めてきた彼はもう正念場でしたが … 高知では本名での生活保護申請が通りましたが まだまだ何かがありそうな感じです。高知と高松で連携とりながら今日この日、私達は偽名・羽田君と話をする場所を提供してもらい本人と会うことも出来ましたが、まさか高松から彼を探して高知まで来たとは驚きだっただろう・・手が震えていたけれど、きちんと目をあわすこともしなかったような気がする。

日本の北から南へと5～6年間人を騙し生きてきた彼は、今日高松から来た私達をどう思ったのだろうか?
着ていた服は破れ汚れている。
高松では新品ではないにしても洗った服を渡したはず。着ていたはず。靴もぼろぼろだったのでスーパーで
かって渡した新品のは履いていた。
高知ではアパートに住みパソコンを使える準備もしていたけれどもそんなお金を使える余裕はないことも話した。
騙して借りたお金を清算すると何も残らないどころか、まだまだ支払って行かなければならないことも現実。

明日は仕事の面接があるとハローワークの用紙も広げていたけれども、今日のいでたちでは無理だと思う。
訴えてしまえば簡単なこと、しかし彼が今後本名を伝え、うそをつかず、きちんと人生建て直していく覚悟で
スタートすることが出来る手助けを県を跨いで寄り添い励まし反省の心を実行に移しきちんと生きていくお手伝いを
したいと考えた今日の出来事でした。

高知の方々の優しさで彼は生まれ変われればと思った一日でした。
がんばれ!　
　　今日の彼の名前がまぎれもない彼の本名でありますように・・・
  

30少し過ぎの若者
仕事を辞めて身の回りの物を売りながら数ヶ月 家賃滞納の末強制退去
野宿です

バッグふたつだけ
さてと 彼は今日からどうやって自分の道を進むのか
どうやって寄り添いサポートしていけばよいか メンバーみんなが考えて動き出しましたよ