2011年07月22日

動けなかったの・・

アパートで動けなくなった人が・・・・

部屋に行くと　ベッドに横たわり骨と皮になっている。

どうしたの?

身の回りをきれいに片付けてから電話しようと思っていたら

動けなくなってしまったの。

ようやくドアの鍵をうちからはずして電話をとってくれた。

いつも自分ひとりで頑張ってきた人だ。

病院にいこうと言うけれども、行きたくない、お金はあるから

往診頼んでくださいと・・

お願いだからここにいさせてぇぇ

だめですよぉぉ　お願いだから病院にいきましょう

お互いが言い合いながら、さてどうすべきか?

と考えていたら、NOZOMIちゃんが　アノネェ　ビョウインイッタラ・・

スグニナオルトオモウヨ・・ナオッタラスグニカエレルヨ

と　紙袋にタオルからスリッパ書類テッシュボックスなどを詰め込み始めた。

救急車が到着

いつから食べていませんか?

イッシュウカンマエカラタベテナイヨ

どうして分かるんですか?

ダッテ　コレヒヅケガイッシュウカンマエダモン

起き上がることも出来ない、救急車は走る。

死ななくてすんだわ・・

生きてて良かったわ・・

入院手続きに保証人欄誰もいない・・

身内誰も居ない・・

いつものように淡々と書き込む私。

明日からひとつ増えた訪問先の病院

詳しい検査の前に、先生が一言

肺に水がたまっています。

ここに影が沢山あります。

悪性でしょう。

どこまでの治療をしますか?

本人に告知しますか?

身内は居ないのですか?

居てもいない身内・・・

明日市役所の福祉事務所で身内を探すことから始まるわ

お金はここにあるんよ。

しっかりと握っている

このお金は貯めたお金だだからこれで診てもらってください。

酸素をつけた鼻　か細い声

明日告知されるのだろうか

独りで死んでいかなくて良かったと思える日にしたいな。


Posted by ゐとの at 00:58│Comments(0)
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